連句

2005年12月08日

一葉落つの巻

政 治 で 縛 る


  連句   一葉落つの巻(二十四節 24/ 6 6 6 6)


初表
発句 秋 一葉落つの選挙事務所しずもりて 和子
脇 秋 芙蓉の皺のやうなポスター 燦
第三 月 月明かりこの国自由あらばこそ 美保
四 雑 命賭したる強き宰相 とも子
五 雑 面倒な投票あっての民主主義 龍人
六 冬 予告テロルが冬をいたぶる 真白

初裏
初句 冬 闇鍋の中のイラクの自衛隊 初枝
二 雑 恋 待つ身に渡せぬ峠三吉 久仁子
三 春 恋 埒外なうぐひすの手を握るなど 圀臣
四 春 恋 美人秘書連れ春のお忍び 栄子
五 花 この地にも百姓一揆の塚に花 燦
六 雑 草たけだけし塩漬けの原 和子

名表
初句 夏 駆け引きもほどほどにあり虹の橋 とも子
二 夏 恋 巴里祭で聴く君の歌声 美保
三 雑 恋 サン・ジュストのやうなをとこに抱かれて 真白
四 雑 恋 感じるならば主義は要らない 龍人
五 月 ほつかりと隠岐の竹島後の月 久仁子
六 秋 造反組の窓にコスモス 初枝

名裏
初句 秋 紅葉する初登庁のチルドレン 栄子
二句 雑 あれこれあるとも議員なるぞよ 圀臣
三句 雑 めざましの槍の穂先に見る世界 和子
四句 春 紀元節から女帝復活? 燦
五句 花 花吹雪密約すでに知れ渡り 美保
挙句 春 世は改まり苗代の青 とも子


捌 : 山科 真白  総監修 : 西王 燦

連衆 :西王燦 橘圀臣 山本栄子 谷口龍人 青木和子 山野とも子 荒木美保 平居久仁子 藤田初枝 山科真白

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2005年03月05日

冬ざれやの巻

初表
発句 冬 冬ざれやイスタンブール碧き塔 美保
脇 冬 コンスタンチノープル偲ぶ短日 和子
第三 雑 揺籃がチャイナタウンの店頭に 龍人
四 雑 ハルピン駅の朝は早くて 初枝

初裏
初句 雑 殺された博文憩ふ萩の宅 真白
二 秋 恋 野分の湯田に妻とまぐはふ 圀臣
三 月 恋 京と鄙離(か)れて恋しき月を見る とも子
四 秋 旅の途中の長安の秋 栄子
五 雑 Jie Fang Hotel?ボリス・ヴィアンはパリっ子だから 燦
六 雑 ニュ-オリンズにジャズは流れて 美保
七 花 神崎へわたる舟だす花の川 和子
八 春 春を惜しみて釧路湿原 龍人

名表
初句 春 流氷がギザに着く間の二万年 初枝
二 雑 恋 クフ似のひととロンドンに行く 真白
三 夏 恋 連れ立ちて夏霧深きシスコまで 圀臣
四 夏 明石の橋を包む夕焼け 美保
五 雑 本意もなくひかる君棲む須磨に立ち とも子
六 冬 海鼠腸酒は備前ぢやけんな 燦
七 冬 月 歳晩の屋島に昇る望の月 栄子
八 雑 ウランバートルの九郎判官 和子

名裏
初句 雑 伝説の旅を辿りてマグダガチ 龍人
ニ 春 ナスカのそらに鳥の囀り 初枝
三 花 マチュピチュに隠されてゐる花あかり 真白
挙句 春 霞もあやに成田界隈 圀臣


捌 : 山科 真白  総監修 : 西王 燦

連衆 :西王燦 橘圀臣 山本栄子 谷口龍人 青木和子 山野とも子 荒木美保 藤田初枝 山科真白


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2004年12月16日

半歌仙 『遊ぶ芦原やの巻』

2004年11月27日-11月28日  福井 芦原温泉 グランディア芳泉 於

半歌仙   遊ぶ芦原やの巻


発句 冬 歌詠みの遊ぶ芦原や冬うらら   真白
脇 冬 石蕗の咲く温泉の宿  とも子
第三 雑 ジャグジーに語るも旅の情にて   龍人
四 雑 テールランプのつづく高速   美保
五 月 望月が静の海を抱きゐつ   栄子
六 秋 穂波ゆらゆら銀の薄は   圀臣


初句 秋 恩人と酌み交はしたる濁酒  とも子
二 雑 恋 ヘミングウェイの口笛を聴く  真白
三 雑 恋 夢ひとつ遠くへ投げて逢ひにゆき   美保
四 雑 恋 あなたの肩に夕陽が沈む   龍人
五 夏 恋 しみじみと顔を合はせる夏座敷  栄子
六 夏 恋 蚊帳の中なる裸体抱かな   圀臣
七 雑 恋 数多き恋の遍歴刺青して  燦
八 雑 鳩の血てふ石をひそませ  真白
九 雑 天空の城に捕らはれ人がゐる   とも子
十 春 かすみがかかるあの山のうへ   龍人
十一 花 町の名も花雪洞に吊されて   美保
挙句 春 みんな眠った八十八夜   燦

捌 : 山科 真白  総監修 : 西王 燦

連衆 :西王燦 橘圀臣 山本栄子 谷口龍人 山野とも子 荒木美保 山科真白

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2004年11月18日

『秋立つやの巻』  尻取り連句


発句  秋  秋立つや老若男女の遊歩道   栄子
脇  秋 海も遠くに萩の咲く丘  燦
第三  月  オカリナの音色に月の誘はれて   初枝
四  雑   天下晴れての自由人なり   龍人
五  雑  隣室のカーテン揺れる日曜日   真白
六  雑  日向ぼこりに集ふ猫ども  圀臣


七  冬   モンゴルの大雪原を馬橇ゆく  美保
八  雑  恋  狂ほしきまで逢えぬ月日は  とも子
九  雑  恋  はつとして風の向かうに目を凝らし  博士
十  春  恋  蔀戸あけぬ春のあけぼの  和子
十一  春  恋  残り香を愛してゐれば鷽の声   燦
十二  春  恋  縁の糸を結びたる春   栄子
十三  雑   留守番をさいはひとして飲むお酒  龍人
十四  雑  けんもほろろに切り捨てられて   初枝
十五  夏   鉄なれば船は朽ちゆく夏の浜   圀臣
十六  夏   真夏に光るみづの鏡に  真白
十七  夏  月  人間が小さく見ゆる夏の月   とも子
十八  雑 きつね色したあたたかきパン   美保


十九  雑   パンフレット見てゐるだけの旅なんて  栄子
二十  雑   ててなし子にし子なし父にし   博士
二十一  雑   漆黒の闇の底意を覗き込み  龍人
二十二  春   水面ただよふはるの現し身   圀臣
二十三  花   見はるかす花の高野の人の波  龍人
挙句  春   並み連れだちて帰りゆく鴨   燦





捌 : 山科 真白      総監修:西王 燦




連衆 :西王燦 橘圀臣 山本栄子 谷口龍人 青木和子 山野とも子 荒木美保 藤田初枝 矢嶋博士 山科真白



2004年8月27日-11月11日  掲示板於



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