書評

2010年03月19日

『フィルミアニ夫人』 バルザック 著

111114バルザックの人間喜劇を読んでいく試みを数年前からしている。
140篇近くを人間喜劇とする構想をバルザックは発表していたが、彼の寿命がそれを阻んだ。
最終的に、小説89篇と総序を加えた90篇が人間喜劇とされ、当時の人々の博物誌のように二千人以上の人物が登場し、六百人もの人々が再登場し、さまざまな役割を果たしている。

続きを読む

drecom_vanillabeans at 10:47 

『心ふさがれて』 マリー・ンディアイ 著

675873最初に読んだマリー・ンディアイの小説は、『みんな友だち』だった。

黄色の鮮やかな装丁の本。黒いオビには「ぼくを売ってよ!」と書かれている。

「ぼくを売ってよ!」 ンディアイという聞きなれない名。 みんな友だち という題名。

どういうことだろうと、読み始めた小説の中身は、驚くべきものだった。こういう発想ってあるんだろうか。斬新であり、衝撃的であり、既成概念の崩壊だった。

彼女の作品が邦訳されたら、また読みたいと思っていたので、『心ふさがれて』は、待っていた作品ということになるかもしれない。

『心ふさがれて』のオビはオレンジ色だ。そこに書かれていたのは、「なにがいるの? 私の中に」
本の表紙は、ヨーロッパの街らしき場所に路面電車が走っている写真だ。続きを読む

drecom_vanillabeans at 10:07 
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ