2010年03月19日

山科真白短歌

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竪琴をふるはせてゐる風の野にダビデの指が触れし星はも

死人花の首を揺すつてゆく秋に吸はれるごとくいのちは燃えて

ひそやかに雄時と雌時が擦れ違ふせつなに月はしづかに笑ふ

美しきこゑのこぼれて初雪の白をかすかに乱してゆきぬ

こんなにも百合が似合ふと花束を抱かされてゐる聖夜のまへに

鐘といふ鐘を鳴らしてゆきさうなたのしきひとよ遊べよ遊べ

をかしみとかろみを粋に教へられ茶房の隅は華やぐばかり

神鳴の気配の消えて医また鍼うつ音をひびかせゆかむ

drecom_vanillabeans at 10:21短歌  
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