2006年01月

2005年ベスト本

特になにもなかった1年でしたが、平穏な日常なのに、なぜか日々忙しいという年でした。

イベント的なことは、春にヨーロッパに行ったことくらいと、個人的に頑張ったことはバレエかな(*^_^*)←特別向上はないけれど、、、

読書に関しては、
秋くらいから、バルザックの人間喜劇90篇を人物再現法と、パリの風俗を楽しみながらできるだけ読んでいこう!という試みをはじめてみました。

なるべく書かれた順番に読んでいきたいと心がけているのですが、全集に入ってたりするとなかなかうまくいきません。
そのうえ、バルザック人間喜劇の著作のうち、翻訳されていないものもあって、90篇読了までの道は険しそうですが、来年はとりあえず邦訳出版されているバルザックを読んでいく!でいいと思ってます。

バルザックだけにとらわれず、他の本も多く読みました。

アナトール・フランスの『舞姫タイス』は、前々から読みたかった本で、白水Uブックスから再版されたのを歌人の谷口龍人さんがプレゼントしてくださって特に嬉しかったです。

節子・クロソフスカ・ド・ローラさんの『見る美 聞く美 思う美』
節子さんは、2001年に逝去した画家バルテュスの夫人で、バルテュス亡きあともスイスの大きな木造建築のおうちで、毎日着物を着て住んでいらっしゃいます。とても美しい方で生き方もステキなのですが、その節子さんがバルテュスとの生活、家庭、生き方、おしゃれなど節子さんの培ってきた美が優しいタッチで描かれていました。

『真珠の耳飾りの少女』の著者 トレイシー・シュヴァリエの次なるターゲットは、パリのクリュニーの一角獣のタペストリー。
シュヴァリエの目のつけ方にはいつも感心しきりなのだが、『貴婦人と一角獣』は、下絵を書いた絵師を憎めないキャラクターに仕上げ、織元先をベルギーに移すところなど史実に基づくであろう部分も多い。
シュヴァリエの書物は今後も新刊が出るたびに読んでいくことになると思う。私の中で評価の高い作家です。

J-K・ユイスマンスの『彼方』 澁澤またはバタイユの『ジル・ド・レ論』 など、ジャンヌ・ダルクの戦友であり、ジャンヌ・ダルク処刑後、大量幼児殺戮者に転じたジル・ド・レにも興味を持った。
中世フランスの大貴族であったジルとは本当は何者か?
ここには書かなかったが、数冊のジル関連の書物を読んだ。
ユイスマンスは、傾倒としてはブーランの方にいってしまっているので、ジルのみの書物に『彼方』は成り得ないけれど、ジルへの興味を喚起するには十分でした。
結局、バタイユの論に真実は近いのだろうなと感じましたが、
ジル・ド・レという男  少々はまりました。

あと、シャーンドル・マーライの『灼熱』をサーチしていて、うちのサイトを見つけたという方にmailをいただき、
ご縁があったのでしょうね!それから楽しくメール交換をしています。
ヴィトゲンシュタインの信奉者というその方のお話は、博学で面白く、時々フランス語も教えていただいたりしてまーす! Tさん、ありがとうございますー

今年ももうあと僅か。

来年も乱読万歳主義で!一冊の本から知の鎖を!
私の胸の中庭に、興味の樹木を植え、育て、咲かせ、美味しい果実が実ると嬉しいな。
パクッ!!

at 22:04コメント(0)トラックバック(0)書評 
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