2005年12月

一葉落つの巻

政 治 で 縛 る


  連句   一葉落つの巻(二十四節 24/ 6 6 6 6)


初表
発句 秋 一葉落つの選挙事務所しずもりて 和子
脇 秋 芙蓉の皺のやうなポスター 燦
第三 月 月明かりこの国自由あらばこそ 美保
四 雑 命賭したる強き宰相 とも子
五 雑 面倒な投票あっての民主主義 龍人
六 冬 予告テロルが冬をいたぶる 真白

初裏
初句 冬 闇鍋の中のイラクの自衛隊 初枝
二 雑 恋 待つ身に渡せぬ峠三吉 久仁子
三 春 恋 埒外なうぐひすの手を握るなど 圀臣
四 春 恋 美人秘書連れ春のお忍び 栄子
五 花 この地にも百姓一揆の塚に花 燦
六 雑 草たけだけし塩漬けの原 和子

名表
初句 夏 駆け引きもほどほどにあり虹の橋 とも子
二 夏 恋 巴里祭で聴く君の歌声 美保
三 雑 恋 サン・ジュストのやうなをとこに抱かれて 真白
四 雑 恋 感じるならば主義は要らない 龍人
五 月 ほつかりと隠岐の竹島後の月 久仁子
六 秋 造反組の窓にコスモス 初枝

名裏
初句 秋 紅葉する初登庁のチルドレン 栄子
二句 雑 あれこれあるとも議員なるぞよ 圀臣
三句 雑 めざましの槍の穂先に見る世界 和子
四句 春 紀元節から女帝復活? 燦
五句 花 花吹雪密約すでに知れ渡り 美保
挙句 春 世は改まり苗代の青 とも子


捌 : 山科 真白  総監修 : 西王 燦

連衆 :西王燦 橘圀臣 山本栄子 谷口龍人 青木和子 山野とも子 荒木美保 平居久仁子 藤田初枝 山科真白

at 13:39コメント(0)トラックバック(0)連句 

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書棚より人差し指で抜き取るは昭和十年初版全集


古書めくる音の漣 ヴァニタスの幽かに匂ふ秋の夕べは


紙に棲む虫の褥をみだしをり古き書物に息を吹きかけ


黴の色さまざまなれど字に生える黴の名前を吾は知らざり


ひそやかに思ひだしゆく血中の吾がIgEの値などなど


暗号を読み解くために盗人のやうにひそみし父の書斎に


玻璃窓の向かうに揺れるコスモスが「うん、うん、うん」と頷いてゐる


謎解きの遊びをおへて冬隣る寂しき秋に語りはじめき


at 13:38コメント(0)トラックバック(0)短歌 
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